メインストリートの街路樹(横断調査)

一ツ葉有料道路と交差する地点まで続きます。写真846の奥の方、坂の上あたりはシラカシでした。
 シラカシもイチイガシもブナ科コナラ属で似ていますが、シラカシは葉の裏面がイチイガシのように黄褐色ではなく、やや灰白色がかった緑です。また、イチイガシは明瞭な鋭い鋸歯ですが、シラカシは波状で目立たない緩い鋸歯ですから区別できます。 
 なお、シラカシは材が白いことから名付けられたといいますが、幹は黒いのでシラカシ別名クロカシという面白い名前の植物です。

 さらに東に進み、山崎街道(11号線)を突っ切って宮崎臨海公園に近くなると、中央分離帯にジョオウヤシが現れてきます。左右はイチイガシです。宮崎臨海公園近くにはビロウも出てきます。 

 しかし、ここらあたりは、前に触れたように、市の郊外編で扱いたいので、ここでは省略します。

 10号線に戻って、次は宮崎神宮駅前の神宮東参道です。
 この東参道及び参道に続く神宮南参道は、宮崎神宮正面に至るまでの区間、両サイドがクロガネモチの古木の並木です。
 宮崎にはクロガネモチの並木が非常に多いようですが、ここの並木が最も成熟した木のように思われます。
 クロガネモチはもともと樹形の美しいものですが、かつて、【宮崎の植物(平田正一 宮崎日日新聞社 昭和52年)】で、「日本でも唯一の美しいクロガネモチの並木」と紹介されただけあって、なかなか貫禄のある街路樹景観を見せています。

845 イチイガシ 03.2.7

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846 イチイガシ 北権現通り 03.2.7

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602 クロガネモチの並木 神宮東参道 02.12.18

6068 シラカシ 04.4.7

高千穂通り以北

 その先の北権現通りは、新別府川を渡ったあたりから、左右歩道寄りはクスノキからイチイガシ(ブナ科コナラ属)に変わります。
 イチイガシの並木は珍しいと思いますが、植えられたばかりとみえて、すべて若木というより、幼木のような気がします。

 なお、その後宮崎市の公園緑地課から、クスノキとイチイガシの間に一定区間シラカシを植栽したというご指摘がありました。現地で確認したところ、確かに短い区間ですが、江田原ふれあい広場から住宅団地の坂を登り切ったあたりまでシラカシが両サイドに植えられていました。
 坂を下った先は、シラカシはイチイガシに変わり、

5887 シラカシ 04.4.1