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高千穂通り以南
次にデパート前から逆に西向きに、10号線(これも高千穂通りです)を撮ったのが写真777です。
左右の歩道寄りにも、中央分離帯にも大きな街路樹はなく、所々に低木が植栽されています。
低木は、サザンカとヒバ類(シノブヒバ、オウゴンシノブヒバ、オウゴンイトヒバなど)の混植ですが、特に取り上げるほど計画的に植栽されたようには思えません。
宮崎駅方面への高千穂通りのような連続した植栽でははないようです。どちらかといえば、街路灯が目立つ景観です。電線の地中化工事、歩道工事などで街路樹が消えたのでしょうか、あるいはこれから植栽が始まるのでしょうか。
その後調べたところでは、中央分離帯の植樹も行われ、サザンカと思われる低木その他の草花が中央分離帯を飾っていました(3345)。
横断調査ですから、橘通りを南下しながら、順に橘通りを横断する道路を見ていきます。
広島通りや一番街などは、修景のための植栽はありますが、街路樹というものではありません。
橘通り2丁目交差点からワシントンホテル前の道路、恵比寿通りは、シダレヤナギ(ヤナギ科ヤナギ属)があります。短い区間で本数も多くはありませんが、珍しい景観となっています。写真775はワシントンホテル前、772はじゅりあん横のシダレヤナギです。
シダレヤナギは、このほか、花山手団地に向かう途中の大坪町の道路、京塚通りに街路樹として植栽されています(後述)。
ヤナギは、生命力に満ち、春一番に芽吹くため、正月には餅花をつけたり、柳箸をつくって豊作や健康を祈る風習が
あるとされています。
特にシダレヤナギは神霊の降臨する神の木とされたそうです。
772 シダレヤナギ 03.1.16
775 ワシントンホテル前のシダレヤナギ 03.1.16
3345 サザンカ 中央分離帯 03.9.4
777 大工町方面への高千穂通り 街路樹は殆どない 03.1.16