都城市の街路樹としては、このほかヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)に注目しました。

 ヤマボウシは、もともと山地に生える落葉樹という先入観があり、現に自生のヤマボウシはえびの高原などかなり高地で見ましたので、都市の街路樹としては珍しいと思いました。

 市内で使われているヤマボウシは、269号線で都城市に入り、農業高校付近から269号線と分かれて10号線川東交差点で10号線を突っ切る街路です。
 街路名が分かりませんが、かなり長い区間(1q位でしょうか)、左右歩道側に並木として植えられています。

 アメリカヤマボウシといわれるハナミズキは、宮崎市の街路樹としても使われていますが、宮崎市内にはヤマボウシの街路樹はなかったようです。

 写真3570は、9月に10号線川東交差点付近のヤマボウシを撮ったものです。赤い集合果が見えます。

 写真4636は、ヤマボウシの並木を10号線川東交差点方に向けて撮ったものです。撮影は12月ですが、今年は気候不順でいろいろな花の狂い咲きが伝えられているとおり、このヤマボウシも花が咲いていました。4枚の白い総苞が花弁のように見えますが、その中に小花が20〜30個球状に集まっています。
 本来の花期は初夏です。春の目立ち、初夏の花はあらためて撮るつもりです。


 なお、西都市でも新しい道路の街路樹にハナミズキあるいはヤマボウシと思われる新しい街路樹が使われていました。落葉した後でしたので確認できませんでしたが、まだ植えたばかりの若木でした。
 それに比べると、ここのヤマボウシは、すでにかなり成長しているといえます。

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 市役所付近は、何といってもクスノキ(クスノキ科クスノキ属)です。
 市役所を取り巻くクスノキの街路樹は、壮大な景観を呈していました。
 市役所横の10号線はもちろん、市役所の周囲の街路は、全てクスノキで統一されています。

 とくに市の図書館、美術館前のクスノキ並木は、明治41年の植樹とのこと、樹齢百年近くになる巨木でした。
 樹齢からいえば宮崎県庁前のクス並木の方が上と思いますが、木の大きさはここのクスノキの方が巨木という感じでした。

「都城市の木」は、ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)となっているようですが、ケヤキは市早水公園(万葉植物園横)にすばらしい巨木がありますので、それにちなんで決められたのでしょうか。

 とにかく市庁舎周辺は、クスノキに囲まれていました。

4943モミジバフウ04.1.6 祝吉町

 このほか、モミジバフウ(マンサク科フウ属)も市内ではかなり街路樹として使われていました。
 祝吉町のモミジバフウは、4943のようにラベルがつけられているのを見ました。 川東のヤマボウシもラベルに気付きましたが、市でこのような管理をしているのは、素晴らしいことだと思いました。

 市役所の北西方面の宮丸町から横市にかけて、延々4qに及ぶサクラ並木(バラ科サクラ属)も特筆すべきでしょう。
 写真5021〜5023はその一部ですが、とにかく長い距離のサクラ並木は、見応えがあります。
 下部のサツキツツジと思われる植え込みも、手入れ良く管理されていました。 花の時期に写真を撮り直すつもりです。

 市の木であるケヤキの街路樹は、都城駅近く北原町にありました。
 市の総合文化ホール建設予定地周辺です。
 写真4915、4916の左側の空き地が総合文化ホール建設予定地だそうです。

4915 ケヤキ 04.1.6 北原町都城駅付近 

4916 ケヤキ 04.1.6 北原町都城駅付近

4913 ケヤキ 都城市早水公園 04.1.6

4661 クスノキ 03.12.10 市役所付近

DSCN3133c ヤマボウシ 16.05.24 川東交差点付近

4666 市立図書館・美術館前

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4942 モミジバフウ 04.1.6 祝吉町

4629 ヤマボウシ 03.12.10 川東交差点付近

4630 ヤマボウシの並木 03.12.10

3570 ヤマボウシ 03.9.26 川東交差点

4658 クスノキ 03.12.10 市役所横10号線

4667 クスノキ 03.12.10 市図書館・美術館前

DSCN3159c ヤマボウシ 16.05.24 川東交差点付近

3567 ヤマボウシ 03.9.26

4630 ヤマボウシ 03.12.10 川東交差点付近

5023 サクラ並木 04.1.13 都原町付近

5021 サクラ並木 04.1.13 都城西高付近