ハドノキ

　ハドノキか同属のイワガネか迷いましたが、県総合博物館に問い合わせた結果、ハドノキと分かりました。

　花も目立たない木ですが、特徴のある花序です。

　日南海岸のヤマザクラの傍らに何本もありました。

　加江田渓谷でも多く見かけます。

　花期は、早春から春とされていますが、蕾か花かよく分かりません。

　常緑低木で、迷った類似のイワガネは落葉樹でした。

　葉は互生し、長さ5～15cm，幅2～4cmの長楕円状皮針形です。
　縁には、やや細かい鈍きょ歯があります。　

　雌雄異株です。

　雄花は、葉えきにかたまってつき、４枚の花被片の外側は赤褐色。

　雌花は、葉えきから出る二叉状に分岐した短い集散花序につき，２枚の花被片は合着して子房を包み込むといいますので、写真は雄株と思われます。

　観察を続けます。

　果実は、黒色で光沢があります。

　果実の写真は、別途加江田渓谷で撮りました。