2011年4月、青島亜熱帯植物園の南端側園地を散策中、見慣れない小潅木を見かけました。

 近寄ってみると、葉腋から数cmの総状花序を出して、小さな白い花をビッシリとつけ、花序や花の印象が、宮崎でも多く見かけるイズセンリョウによく似ていました

 居合わせた植物園の担当の方に調べていただき、シマイズセンリョウと分かりました。

 イズセンリョウが、茨城県以南の本州を中心に分布するのに対して、シマイズセンリョウは、九州南部と沖縄・台湾・インドシナ方面に分布しているそうです。

 先端が大きく5裂する短い釣鐘状の花の様子も接写しました。
 別ページに掲載しているイズセンリョウと比較しながら、ご覧ください。



【シマイズセンリョウ(日本の樹木(山と渓谷社)から)
 高さ1.5mほどになり、よく枝分かれする。
 葉は、互生し、長さ 6〜15p の楕円形または長蛇円形。先端は鋭く尖り、縁には波状のやや荒い鋸歯がある。
  3〜4月、葉脇から、長さ 3〜6p の総状花序を 2〜3個出して、白い小さな花を開く。
 花冠は、鐘形で中裂し、裂片は平開する。
 果実は、直径約4mmの球形。
 分布は九州南部、沖縄、中国、台湾、インドシナ。

R0012180シマイズセンリョウ 11.04.12青島亜熱帯植物園

R0012184シマイズセンリョウ 11.04.12青島亜熱帯植物園

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シマイズセンリョウ  ヤブコウジ科 イズセンリョウ属

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DSCN7284シマイズセンリョウ 11.04.12青島亜熱帯植物園

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