20102年4月初め、阿波岐原森林公園パークウェイを車で走行中、赤い花をつけた見慣れない小高木を見かけました。
 近寄ってみると、 やはり初めて見る樹木です。花の大半は散っていましたが、華やかな印象の深い紅色の花を下向きに咲かせていました。
 南方系の樹木らしく、葉は卵形で、厚く、堅い葉です。
 低気圧下の強風の中、散らずに枝に残っていた花を辛うじて撮影しましたので、このページに掲載しました。

 幸いなことに、古びた標識板に「ロドレイア」の表示がありましたので、図鑑やwebサイトで調べたところ、マンサク科Rhodoleia;シャクナゲモドキ属のシャクナゲモドキ(学名Rhodoleia championii)ではないかと思われます。

 なお、日本では、耐寒性のRhodoleia henryinの園芸種が露地に植栽されているそうですので、観察したシャクナゲモドキは、園芸種かも知れません。

 【シャクナゲモドキ】
 中国南部、ベトナム、ミャンマー、マレーシアに分布する常緑樹で、高さ9m位になり、樹形は直立、枝は横張りし、香港では旧正月を飾る花として有名。
 花は、横〜下向きにつく鐘状で、径5cm位。五つの花が集まって一つの花にみえる。
 紅色の花弁状の総苞片は、15〜20枚。総苞片の中央に雄しべや雌しべがかたまっている。 
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DSCN1237a シャクナゲモドキ 12.04.06阿波岐原森林公園

DSCN1222a シャクナゲモドキ 12.04.06阿波岐原森林公園

DSCN1280a シャクナゲモドキ 12.04.07阿波岐原森林公園

DSCN1283a シャクナゲモドキ 12.04.07阿波岐原森林公園

R0013310 シャクナゲモドキ 12.04.07阿波岐原森林公園

シャクナゲモドキ  マンサク科 シャクナゲモドキ属

R0013313 シャクナゲモドキ 12.04.07阿波岐原森林公園

DSCN1227a シャクナゲモドキ 12.04.06阿波岐原森林公園