都城市早水公園には2本のオオカナメモチがあり、いずれもかなり高木です。
ちょうど樹全体が黄緑色の若葉に覆われ、紅色の若葉も混じり、鮮やかな印象です。
近寄って見ると、枝先には円錐花序に白い蕾をたくさんつけ、開花も間近のようでした。
県立青島亜熱帯植物園のオオカナメモチの花をこのホームページに既に掲載していますが、この公園で、蕾や花の様子を観察しましたので、ページを新たにつくることにしました。
5日後、美しい白い5弁花を一斉に開花させていました。
写真は、その時撮影したものです。
どんな美しい果実が稔るのか、幼果から赤熟までの様子を秋から初冬にかけて観察しました。
別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。
【オオカナメモチ(原色牧野植物大図鑑から)】
奄美大島,徳之島,西表島から台湾,中国南部にかけて分布。本州西部にも野生状態で見られる 。
観賞用にも栽培される常緑高木。
高さ10m。
若葉は紅色を帯びる。
葉は互生し長さ10~17cm,長楕円形あるいは倒卵状楕円形,先は急に鋭形,縁には鋭いきょ歯がある。
花は春。白色,径6~8mm。
頂生の散房状で上部が平坦な円錐花序につく。
花弁は5枚。広卵形あるいは円形。雄しべは20本。
DSCN5140c オオカナメモチ 18.04.09 早水公園
DSCN5143c オオカナメモチ 18.04.09 早水公園
DSCN5147c オオカナメモチ 18.04.09 早水公園
DSCN5141c オオカナメモチ 18.04.09 早水公園
DSCN5036c オオカナメモチ蕾 18.04.04 早水公園
DSCN5139c オオカナメモチ 18.04.09 早水公園
オオカナメモチ② バラ科 カナメモチ属 別名 テツリンジュ