製紙の原料として知られている落葉低木です。

 たまたま、都城市の早水公園で開花時に出会いましたので、珍しいと思い、撮影しました。
 山地に野生化したものも見られるそうです。
 春に、葉と同時に開花します。

 コウゾは、カジノキ(雌雄異株)とヒメコウゾ(雌雄同株)との雑種で、カジノキに近い種とヒメコウジに近い種があり、製紙の原料は前者で雌雄異株、後者は雌雄同株だそうです。

 撮影した木は、製紙原料とするコウゾと思われ、雌雄異株で、雄株と思われます。

 雌株の果実は、球形に集まり、初夏に赤熟し甘く食べられるそうです。


 その後、5月になって、高原町みやまきりしまロード沿いの藪の中で、コウゾの雌花も見つけました。
 完全に野生と思われる場所で、シロダモの木と相い沿うように生えていました。
 この雌株の木は、6月には赤い実をたくさんつけていましたので、別途 【美しい木々の実】 のページに載せました。

 その後、野生と思われるコウゾを見つけましたので、追加しました(最下段)。

 同科同属のツル性のツルコウゾも、別ページに掲載しています。

L12286 コウゾ 06.4.18 椿山森林公園

L04333 コウゾの雄花 05.4.14 早水公園

L05312 コウゾの雌花 05.5.8 みやまきりしまロード

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L05226 コウゾの雌花 05.5.8 みやまきりしまロード

L04408 コウゾの雄花 05.4.15 早水公園

コウゾ  クワ科 コウゾ属  別名 カゾ

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L12289 コウゾ 06.4.18 椿山森林公園