コクサギ

　早水公園を散策中、葉が同じ側へ２枚ずつ出る独特な葉序をした低木を見かけました。
　見たことのない木でしたが、ラベルが立ててあり、ミカン科のコクサギと分かりました。

　ちょうど開花期とみえ、緑黄色の小さな花をつけていました。
　図鑑で調べ、雌花と分かりました。雌雄異株のようです。

　2015年、まだ若いのですが、果実を撮影しましたので、写真を追加しました（４段目左側の写真）。

【コクサギ（原色牧野植物大図鑑から）】
　本州，四国，九州及び朝鮮半島，中国大陸に分布し，山野の林下に生える落葉低木。
　高さ１～３ｍ。
　長い枝の葉は、同じ側へ２枚ずつ出る独特な葉序を示す。葉面に油点がある。
　花は春，雌雄異株。
　前年の枝に、雄花は小さな総状花序をなし，雌花は単生して開き，心皮は４つ。
　果実は分果となり，中に黒くて光沢のある種子を１つつける。
　和名は、クサギのような臭気があり、木が小さいことの意。