オオシラフジ マメ科 フジ属 別名 シロバナフジ
フジ(藤)は、マメ科のつる性の落葉木本であるフジ属の総称で、またその中の一種の種名でもあり、 4〜5月に、淡紫色 または白色の花を房状に垂れ下げて咲かせます。
この頃、県内の山野を車で走ると、満開のフジの花がたくさん目に飛び込んできます。
フジは、ノダフジとヤマフジが日本古来のフジといわれ、フジは右巻き、ヤマフジは左巻きといいますが、近寄って観察できないことが多く、つるの巻き方では、良く区別できません 。
私は、ヤマフジの総状花序は10-20 p、フジの総状花序は30-90pといいますので、花序の長さで区別することにしています。
09年、フジといえば、わが国最大のオオシラフジといわれる宮崎神宮東神苑のフジ棚を観察しました。
このオオシラフジは、ノダフジ系のシロバナフジの一品種で、白く大きな花を咲かせることから、その名で呼ばれているようです。
明治40年(1907年)、当時の宮崎町長が植えたもので、樹齢約200年とのことです(昭和26年6月9日に国指定天然記念物指定)。
ノダフジ系のベニフジやヤマフジの白花のシラフジも、別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。
P4130004-3オオシラフジ 09.4.13宮崎神宮
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