2004年9月に、キハダの果実(最下段、まだ青い)を撮影しましたので、花も記録したいと思っていました。

 花は、小さな集合花で、地味な花でした。

 日本各地の山地に生える落葉高木です。

 樹皮は淡黄褐色で、厚いコルク質、縦溝があります。

 葉は奇数羽状複葉で対生、小葉は2〜6対あります。

 花は初夏、雌雄異株で、撮影した花は雄株でした(雄花は、花弁より長い雄しべがあります)。
 
 04年に果実を撮影した株も近くにありましたが、見落としたのでしょうか、こちらは花(雌花)が見当たりませんでした。

 葉の落ちたあと黒い果実が目立つといいますので、観察を続けます。

 和名の黄肌(きはだ)は、幹の内皮が黄色いことに基づいていわれ、内皮は黄蘗(おうばく)といって染料や胃腸薬とするそうです。

 2008年秋、黒熟した果実を観察しましたので、写真を追加しました(4段目右側の写真)

 2015年、雄花とともに、雌花を観察しました。
 高木でしたが、何とか雌花の様子をとらえることができましたので、写真を追加しました(5〜7段目の5枚)


 なお、キハダの黄葉の様子を別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。 

キハダ  ミカン科 キハダ属  別名 ヒロハノキハダ

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PA050022 キハダの熟果 08.10.05 早水公園

R00171319キハダ雌花 15.05.10早水公園

DSCN1635cキハダ雌花 15.05.10早水公園

DSCN5634bキハダ果実 14.05.14早水公園

L00238 キハダの果実 04.9.16 早水公園

DSCN1695cキハダ雄花 15.05.13早水公園

DSCN1634cキハダ雌花 15.05.10早水公園

L05637 キハダ雄花 05.5.20 早水公園

R00171320キハダ雌花 15.05.10早水公園

L05635 キハダ雄花 05.5.20 早水公園