ツマベニチョウ(褄紅蝶)の食草として、宮崎県日南地方で植栽運動の盛んな木です。

 花の写真は苦労しました。

 ギョボク植栽の目的は花ではありませんので、花に関する情報が少なく、日南海岸を探し回りました。

 幸い、ツマベニチョウの誘引に努力されている海老原秀夫さん(宮崎市在住)、ギョボクの苗づくりと植栽、多くの蝶の繁殖に努めておられる宮川千明さん(宮崎市自然休養村センター加江田荘常務理事)、日南市役所、日南市潮小学校、サンメッセ・日南などのご協力をいただき、花に巡り会えました。

 必要に応じて、今後写真を追加していきます。


 九州の大隅・薩摩半島、屋久島、種子島、さらに琉球列島などに分布する常緑小高木です。

 分布が限られているので、ギョボクを記載している図鑑やHPは多くはないようです。

 全体に無毛で滑らか、葉は互生し、3出複葉です。

 花は初夏に咲き、がく片4枚は緑色で早く落ち、花弁は4枚で長さ2cm位。

 和名は、材が軽く軟らかいので、魚形をつくり、釣りの擬似餌にするから魚木というのだそうです。


 その後、加江田荘常務理事の宮川千明さんから連絡をいただき、ギョボクとツマベニチョウの幼虫、さなぎ
の写真を撮影することができましたので、追加しました(最下段の2枚)。

N604010 ギョボクの花 06.6.4 宮崎市自然休養村センター

N103553 ギョボク 06.6.4 宮崎市自然休養村センター

N103546 ギョボク 06.6.4 宮崎市自然休養村センター

N108735 ツマベニチョウの幼虫
06.12.23 宮崎市自然休養村センター

N23061 ツマベニチョウのさなぎ
06.12.23 宮崎市自然休養村センター

110220ギョボクの花 07.610 宮崎市道の駅フェニックス

110280ギョボクの花 07.6.10 宮崎市道の駅フェニックス

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ギョボク フウチョウソウ科 ギョボク属  別名 アマキ   県:準絶滅危惧 

N108527 ギョボク 06.12.5 宮崎市自然休養村センター

L10197 ギョボク 05.11.30 サン・メッセ日南 蝶の楽園

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