都城市早水公園に、 『トキワガキ』 とラベルのついた柿の木らしくない風情をした木が植えてあります。
 数年前から観察していますが、タイミングがなかなか合わないのか、まだ花を見たことがありませんでした。

 2014年、小さな蕾らしきものをつけているのに気づき、撮影しましたが、その後、開花したのを確認できていません。
 雌雄異株といいます。
 雄花は2~3個、散状につき、雌花は1個ずつつくといいますので、雌花と思いますが、とりあえず掲載しておきます。


 2017年、トキワガキの花(雌花)を観察しましたので、写真を追加しました(4~5段目の3枚)
 写真のとおり、新枝の葉腋に下向きに、白色の花を1個ずつつけます。
 
 雄花は、鐘形で、先が4裂し、反り返るそうですが、雌花は、雌しべ1個と退化した雄しべ4個があり、裂片は、反り返らないようです。



【トキワガキ(原色牧野植物大図鑑から)】
 伊豆半島以西の西日本から琉球列島及び台湾,中国の暖帯から亜熱帯に分布し,山地にまれに生える常緑小高木。
 葉は革質で、長さ5~9cmである。
 花は初夏,下向きに咲く。
 雌雄異株。果実は径15mm位で,秋に熟して暗紫褐色となる。
 和名の常盤柿(ときわがき)は、常緑なのでいう。クロカキは老木の幹が黒色であることによる。
DSCN4553c トキワガキ花 17.06.17 早水公園
DSCN4551c トキワガキ花 17.06.17 早水公園
R001634 トキワガキ 14.06.14 早水公園
トキワガキ  カキノキ科 カキ属  別名 トキワマメガキ、クロカキ
DSCN4555c トキワガキ花 17.06.17 早水公園
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DSCN5728b トキワガキ 14.06.14 早水公園
DSCN5729b トキワガキ 14.06.14 早水公園
DSCN5727b トキワガキ 14.06.14 早水公園