エゴノキの虫えい

　虫えい（虫こぶ）とは思わず、初めて見る花だと思って撮影し、図鑑で調べましたが、分かりませんでした。

　県総合博物館に照会したところ、何と、エゴノキの虫えいでした。
　まるで花のように枝先に咲いて？います。

　たまたま観察した株が、果実を一つもつけていなかったこともあり、エゴノキの虫えいとは想像できませんでした。

　その後、国富町の法華岳公園で、果実をつけたエゴノキにもこの虫えいをつけた木を観察する機会があり、確認することができました。

　牧野原色植物大図鑑にも、「夏、枝端に蓮華状の白色の虫えいができる」という記述がありました。
　また先人のホームページにもエゴノキの虫えいを紹介したものがあり、さすがと思ったことでした。

　なお、このバナナの房のように見える虫えいは、猫の足先に見立てて、”エゴノネコアシ”　とも呼ばれているそうです。

　エゴノキの花は、別のページに掲載してあります。