暖地の山地に生える常緑高木ですが、公園や街路樹として多く植栽されています。

 葉は厚く滑らかな革質で光沢があり、長さ10〜22cmと大きく、鋭い鋸歯があります。

 雌雄異株。

 果実は美しく赤熟し、翌春まで落ちずに残ります。

 和名の多羅葉(たらよう)は、葉を傷つけると黒変することを、昔、葉面に傷をつけて経文を書いたやし科のバイタラの樹の葉に例えたものといいます。

 今年(2004年)は、台風のせいか、見事な実をつけている木が例年に比べて少ないようです。
 宮崎では、高岡町のほか、学園木花台、大淀通りなどでタラヨウを見ることができますが、何れも例年ほどの美しさはなかったようです。

 中でも、学園木花台のタラヨウの中には、狂い咲きしたのでしょうか、今を盛りに花を咲かせている株があり、びっくりしました。
 本来の花期は、晩春です。
 そのとき撮影したタラヨウの花の写真を掲げておきます(右側の写真)



 その後、本来の花期に、タラヨウの雌・雄の花序及び花の様子を撮影し、別ージに掲載しましたので、あわせてご覧ください。

タラヨウ  モチノキ科 モチノキ属  別名 モンツキシバ、ノコギリシバ

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L02101 タラヨウ 04.11.30 学園木花台

4428-3 タラヨウ 03.12.3 高岡町街路樹

L02077 タラヨウ 04.11.30 高岡町

L02076 タラヨウ 04.11.30 高岡町