コバノセンナ  マメ科 カワラケツメイ属

 コバノセンナは、日南海岸などで県民にはお馴染みの花ですが、意外にも一般の植物図鑑には記載されていない、南九州だけの地域的な植物です。

 もともと、熱帯アメリカ原産の帰化植物で、露地栽培では、暖かい宮崎などにしか生育しない植物のようです。

 コバノセンナを取りあげているホームページも「木々の移ろい」ぐらいで、多くのバーチャル図鑑には載っていませんでした。

 出版図鑑類も、「日本の樹木(山と渓谷社)」、「庭木・街路樹(ヤマケイガイドブック)」に、コバノセンナの仲間のハナセンナ、モクセンナの記載がある程度で、コバノセンナについては載っていません。

 帰化植物図鑑、園芸植物図鑑にも記載されていないほどです。

 コバノセンナは、雄しべ2本が長く伸び出すのが特徴とされています。
 接写した写真で、ご覧ください。

 なお、コバノセンナが宮崎に多いのは、戦後「宮崎交通」元社長の岩切章太郎氏が、日南海岸に積極的に植栽したことによるそうです。


 その後、ハナセンナの写真も載せましたので、あわせてご覧ください。

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N108704 コバノセンナ 花と果実 06.12.23 220号旧道鵜戸

L01153 コバノセンナ 04.10.21 宮崎市

L01159 コバノセンナ 04.10.21 宮崎市

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