いかにも秋の風情を漂わせる花です。

 サイヨウシャジンの変種のツリガネニンジンと思っていましたが、サイヨウシャジン(細葉沙参)だそうです。

 変異の多い多年草だそうです。

 05年にえびの高原に向かう県道1号線の道端でも何本か見かけました。

 茎が一本しっかりしているのがツリガネニンジン、多く枝分かれしているのがサイヨウシャジン、花冠の先が広がっているのがツリガネニンジン、広がらずに狭まっているのがサイヨウシャジンという基準で判断していましたが、間違いだったようです。

 花冠の先の広がりについては、写真に見る程度のものはむしろすぼまっていると見るべきで、釣鐘のように裾が大きく広がっているのがツリガネニンジン、宮崎県内で見られるものはほぼ100%サイヨウシャジンであると、県総合博物館から指摘がありました。

 名前をサイヨウシャジンと訂正します。

 九州以南、台湾にかけて分布する多年草、高さ40〜100cm。

 葉は輪生または対生し、長さ4〜8cm,幅3〜15mmの線形、縁にきょ歯がある。

 花期は秋、円錐状花序に淡い紫色の花を多数まばらにつけ、小花柄は花より短い。
 花冠はつぼ状の鐘形で長さ8〜14mm、先は5裂し、口はすぼまる。
 花柱は外へ突き出る。


 加江田渓谷で撮ったサイヨウシャジンも載せました。 

サイヨウシャジン   キキョウ科 ツリガネニンジン属

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L00672 サイヨウシャジン 04.10.4 361号線綾

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L00665 サイヨウシャジン 04.10.4 361号線綾

L00664 サイヨウシャジン 04.10.4 361号線綾

L09516 サイヨウシャジン 05.11.3 県道1号線