カユプテ  フトモモ科 コバノブラッシノキ属

 葉から油を採る常緑高木で高さ10〜20mとなる。通常マングローブ林のすぐ後方の湿地に生え、群生する。
 樹皮はシラカバに似て灰白色、紙状で巻き重なり、、不規則に薄片となって剥げるが、内皮はコルク質である。
 葉は短い柄を有し、互生、革質で長楕円形ないし披針形、多くの縦の平行脈がり、長さ5〜17cm。両端は尖り、もめば芳香がある。
 花は小さく、長さ3〜5cmの花序n穂状につき、花弁は5枚で、黄白色、ときに紅色、長さ2〜3ッm。束生する多数の雄しべがある。
 果実は鐘形で、長さ5mm、萼片が宿存する。
 マレーシアからオーストラリア北部に分布し、時として栽培されている。
 カユプテは、マレー語で白い木を意味する。
(世界薬用植物百科事典(誠文堂新光社))

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DSCN1032 カユプテ果実 10.04.04 亜熱帯作物支場

DSCN1030 カユプテ果実 10.04.04 亜熱帯作物支場

DSCN1311b カユプテ 13.02.28 亜熱帯作物支場

DSCN1033 カユプテ樹皮 10.04.04 亜熱帯作物支場

P1080226 カユプテ 08.11.07 亜熱帯作物支場

DSCN2798a カユプテ 13.10.04 みやざき臨海公園

DSCN2796a カユプテ 13.10.04 みやざき臨海公園