葉裏の紅葉の縞模様が綺麗でしたので, 記録のために撮影しました。
本当のヤマブドウ(山葡萄)が少し寒い所に多いのに対し、サンカクヅルは、低地の里山でもよく見掛けるブドウの仲間だそうです。
葉が三角形で、落葉生のつる植物であることから、命名されたそうですが、紅葉が大変綺麗でした。
日当たりの良い山地に生え、実は秋に藍黒色に熟し、食べられるそうです。
小さい葉は互生し、丸みを帯びた三角形, 大きめの鋸歯があり、つる性の落葉木なので、山の手入れにじゃまなのでつい切ってしまうが、,あとで惜しがられる植物という説明をしている図鑑もあります。
サンカクヅルの実を果実酒にし、加熱してアルコールを飛ばすと(アルコール量は加熱の加減で)、甘く、香りのよいブランデーケーキソースになるそうです。
なかなか面白い、貴重な植物のようです。
【サンカクヅル(原色牧野植物大図鑑から)】
本州,四国,九州及び朝鮮半島と中国の暖帯に分布。 山地に生えるつる性の落葉低木。
葉は、長さ4〜10cm,巻ひげと対生。
花は、初夏,葉に対生し、長さ4〜9cmの円錐花序をつくる。花序に巻ひげはない。液果は径7mm位で食べられる。
和名(別名)は、山中で修業する行者が蔓を切り,その中の水でのどを潤したという伝説にちなむ。切ると、実際に水が出る。
P1010606-123 サンカクヅル 07.11.15 県道1号線
P1010608-123 サンカクヅル 07.11.15 県道1号線
P1010607-123 サンカクヅル 07.11.15 県道1号線
サンカクヅル ブドウ科 ブドウ属 別名 ギョウジャノミズ