県内唯一の巨樹、古木といわれる日南市北郷町槻の河内(つきのかわうち)のイロハモミジの紅葉です。

 なかなか足を運ぶ機会がなく、『紅葉が始まった…』 とのTV報道(2013.10.29 NHK宮崎放送局)を機に、1週間後、漸く現地に出向きました。

 県道33号線から、広渡ダム近くの林道を5.3kmくらい奥に入った渓流のほとりに、イロハモミジの巨樹が悠然と1本立ちしていました。
 推定樹齢200年とのことで、見事な枝を空いっぱいに広げています。 樹高20m、幹周り2m40cm、葉張20mの将しく巨木です。
 ちょうど色鮮やかに紅葉し、見学に訪れる人がひっきりなしの状態です。
 見学に来た人や車と比較すると、このイロハモミジがいかに大きい樹かよく分かります。

 白鳥神社のイロハモミジも見事な大木で、美しい紅葉は多くの人々を魅了していますが、槻の河内のイロハモミジは、古色蒼然とした幹と雄大な枝振りが人々を引きつけるのかも知しれません。
 春は燃える新緑、夏は涼しげな緑、晩秋は色鮮やかな紅葉と、年に3回も楽しめるそうです。


【タカオモミジ(原色牧野植物大図鑑から)】
 本州,四国,九州旧よび台湾,中国に分布し山地にふつうに見られ,庭に栽植する落葉高木。
 一般にモミジと呼ばれ,多くの園芸品種があり、紅葉を観賞する。
 花は春,葉とともに開く。
 和名は、京都の高雄が名所であることに由来する。カエデは葉形が蛙の手に似るところから名づけられた。
 別名イロハカエデは葉の裂片が7つで,いろはにほへとと7つ数えることによる。

DSCN3779bイロハモミジ 13.11.08日南市北郷町

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イロハモミジ  カエデ科 カエデ属 別名 イロハカエデ、タカオモミジ

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