ナツメヤシは、 フェニックス(別名カナリーヤシ)と同じ仲間です。

 学名に使われている Phoenix の文字は、本来はナツメヤシを表わす古代ギリシア語だそうですが、現在では、フェニックスといえば、普通はカナリーヤシを指していうようです。

 同属で似たところもありますが、並べて比較すると印象はかなり違いますので、比較してみてください。

 県内に植栽されているのも、フェニックス(別名カナリーヤシ)が多く、ナツメヤシはあまり見かけません。

 ナツメヤシは、価値の高い植物として、有史以前から栽培され、現在では世界中の温暖で乾燥する地方一帯に広まっています。
 
 その果実は、糖分を大量に含み、アラブ文化圏では現在でも重要な作物のひとつです。

 ペルシャ原産の雌雄異株の常緑高木で、 幹は直立、高さ30mに達するそうです。

 葉は羽状複葉、長さ4〜7m、小葉は硬く、長さ20〜40cm。

 雄花序は、直立、長さ100〜150cm、分枝し多数の淡黄色の花をつけます。
 雌花序は、長さ約120cmに達して、時には垂れ下り、10〜30分枝します。

 果実は、長さ2.5〜10cm、甘く、生または乾かして食用にするそうです。


 青島亜熱帯植物園には、かなりの本数のナツメヤシが植栽されています。
 2014年秋、下から見上げると、ちょうど果実を稔らせていました。
 まだ熟していませんが、写真を追加しました(5〜6段目の4枚の写真)

 熟して落下した果実の写真を追加しました(7段目)

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DSCN0666cナツメヤシ熟果 14.10.21青島亜熱帯植物園

N108961 ナツメヤシ 07.1.24 県総合運動公園

DSCN0159cナツメヤシ 14.09.17青島亜熱帯植物園

DSCN0157cナツメヤシ 14.09.17青島亜熱帯植物園

DSCN0156cナツメヤシ 14.09.17青島亜熱帯植物園

DSCN0158cナツメヤシ 14.09.17青島亜熱帯植物園

DSCN0154cナツメヤシ 14.09.17青島亜熱帯植物園

N108970 ナツメヤシ 07.1.24 県総合運動公園

N108963 ナツメヤシ 07.1.24 県総合運動公園

5198 ナツメヤシ 04.1.30 県総合運動公園

ナツメヤシ  ヤシ科 ナツメヤシ属