1〜2月の山道を散策すると、褐色のスギの花穂が非常に目立ちます。
宮崎でも身近に見る樹木でしたので、このホームページでは、敢えてスギを取り上げていませんでしたが、 スギの雄花・雌花を観察しましたので、あらためて掲載することにしました。
スギは、スギ科の常緑高木で,日本で最も重要な林業樹種であり,私たちの生活とのつながりも深い、身近な植物です。
花は、雄花と雌花があり、2月から4月に開花します。
雄花は、長さ5 mmくらいの楕円形で、枝先に密生し、 雌花は、ほぼ球形で、鱗片が密着し、表面に小さな棘が出ます。
スギは風媒花で、多量の花粉を飛ばすため、開花期の雄花は、大量の花粉を散出します。
写真のとおり、雄花は、花粉の飛散時期を間近に控え、すでに花粉をいっぱいため込んで、赤く色づいていました。
スギ花穂 スギ科 スギ属 県:絶滅危惧TA類
P1170014-3スギ雄花 09.01.17県道30号線えびの市
P1090389-3スギ雄花 09.01.17県道30号線えびの市
P1170012-3スギ 09.01.17県道30号線えびの市
P1090372-3スギ雄花 09.01.17県道30号線えびの市
P1090375-3スギ雌花 09.01.17県道30号線えびの市