偶然ですが、都城市早水公園の緑の相談所で、タンナトリカブトを観察する機会に恵まれました。
 都城市近辺で採取されたものだそうです。

 花序は散房状で、蕾もたくさんつけています。

 ちょうど開花期と見え、僧帽状円錐形のかぶとに似た菫色(すみれいろ)のユニークな花を咲かせていました。

 近寄って、花の様子を観察することができましたので、その時撮影した写真をホームページに掲載することにしました。



【タンナトリカブト(原色牧野植物大図鑑から)】
 低地や山地の林内や林縁に生える多年草。
 西日本では最もふつうのトリカブト。
 茎は15~150cmになる。
 中部の茎葉は、五角形ないし五角形状腎円形で、長さ4~14cm。3全裂まれに3深裂して終裂片は皮針形となる。
 花は秋に咲き,濃青紫色あるいは菫色,長さ30~45mm。
 花序は、散房状あるいは総状、ときに円錐状。
 かぶとは、僧帽状円錐形ないし背の高い円錐形。
 雌しべは3~5個。
 袋果は長さ8~13mm。
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DSCN2515c タンナトリカブト蕾 15.10.18 早水公園
DSCN2520c タンナトリカブト 15.10.18 早水公園
DSCN2519c タンナトリカブト 15.10.18 早水公園
DSCN2514c タンナトリカブト 15.10.18 早水公園
DSCN2503c タンナトリカブト 15.10.18 早水公園
タンナトリカブト  キンポウゲ科 トリカブト属