ヒメクラマゴケ  イワヒバ科 イワヒバ属

 紅葉・黄葉の散策時期でしたので、地面の赤い色をした植物にも目が行きました。

 ヒメクラマゴケの紅葉でした。

 ヒメクラマゴケは、イワヒバ科の常緑性シダ植物です。
 関東以西の暖かい地方に生育し、低地や山麓の林床などで見られます。
 名前に 『コケ』 の文字がついていますが、シダの仲間です。

 クラマゴケの仲間には、茎が這う(ほふく茎をもつ)小型の種が多く、コケとよく似たものがあるようです。

 夏から秋に、胞子嚢穂をつける直立茎を出すそうです。直立茎の主軸は太く、まばらに側枝を出して葉をつけるといいます。

 ヒメクラマゴケは、冬になると、ほふく茎の葉が赤茶色に紅葉します。
 12月にも、観察しました。

 ヒメクラマゴケと同科同属で、光沢のある青緑色のコンテリクラマゴケも、別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。

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N108488 ヒメクラマゴケ 06.12.1 えびの高原

N107245 ヒメクラマゴケ 06.10.18 えびの高原

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N108486 ヒメクラマゴケ 06.12.1 えびの高原