もともと、海岸性の植物ではないと思いますが、私が観察したオガルカヤは、宮崎市木花海岸沿いの青島パブリックゴルフセンターと美々津海岸の2ヶ所だけです。
特徴のある花穂ですので、すぐにオガルカヤとわかりました。
木花海岸沿いのオガルカヤは、高さ1mで、びっしりと小さな花をつけていましたが、美々津海岸のオガルカヤは、きびしい自然環境のせいか、どれもその半分ほどの草丈しかありません。
【オガルカヤ(原色牧野植物大図鑑から)】
本州,四国,九州,琉球列島北部の山野の乾燥地に生える多年草。
束生し,高さ1m位になり,茎は硬質で葉とともに香気がある。
葉は、長さ15〜40cm,白色を帯びる。
花は、夏から秋,上部葉えきに束状に分枝を生じ,褐色を帯びた葉状苞に2本ずつ花序枝(総)をつける。
花序枝の各節には、無柄の両性小穂と有柄の雄性小穂が1個ずつつく。
和名の雄刈カヤは、雌刈カヤに対しての名。
オガルカヤ イネ科 オガルカヤ属 別名 スズメカルカヤ、カルカヤ
PA270015-3オガルカヤ 08.10.27美々津海岸
P1070806-3オガルカヤ 08.10.27美々津海岸
P1070780-3オガルカヤ 08.10.27美々津海岸
P1070786-3オガルカヤ 08.10.27美々津海岸