辺り一面をハスに席巻され、昨年までたくさん生えていた巨田池のオニバスに、今年は異変が起きています。
10月に入って再び、オニバスの様子を見に出向いたところ、散見される径20〜30cmのオニバスの葉は、夏から少しも成長していません。
自然のなせる業とはいえ、とても残念なことです。
頑張れ、オニバス!
帰路、付近の稲刈りの終わった水田の中に、黄色い花を咲かせているクサネムを数株、見かけました。
草姿が、カワラケツメイやオジギソウに似ているので、念のため撮影し、図鑑でクサネムと確認しました。
葉にさわると、ゆっくりと葉を閉じます。
マメ科の草で運動をするのは、オジギソウとクサネムだけだそうです。
マメ科らしい果実をつけ、果実は、写真のとおり、節毎に横向きの折れ線が入り、数片に分離するそうです。
【クサネム(原色牧野植物大図鑑から)】
アジア,アフリカ,及びオーストラリアの温帯から熱帯に分布し,日本では北海道から九州の水田や川辺などの湿地に生える1年草。
茎は直立し、高さ30〜90cm,無毛で滑らか。上部は中空。
花は、夏から秋,黄色の蝶形花。
花弁は落下しやすい。
葉は、偶数羽状複葉,小葉は20〜30対。
豆果は、長さ3〜5cmで、熟すと節で離れ落ちる。
和名の草合歓(くさねむ)は、葉がネムの葉に似ている草の意。
R0011253-1クサネム 10.10.09宮崎市佐土原町巨田池
R0011251-1クサネム 10.10.09宮崎市佐土原町巨田池
R0011256-1クサネム 10.10.09宮崎市佐土原町巨田池
R0011262-1クサネム 10.10.09宮崎市佐土原町巨田池
R0011266-1クサネム 10.10.09宮崎市佐土原町巨田池
R0011258-1クサネム 10.10.09宮崎市佐土原町巨田池
R0011254-1クサネム 10.10.09宮崎市佐土原町巨田池
R0011249-1クサネム 10.10.09宮崎市佐土原町巨田池
R0011278クサネム 10.10.09宮崎市佐土原町巨田池
DSCN5212-1クサネム 10.10.09宮崎市佐土原町巨田池
DSCN5210-1クサネム 10.10.09宮崎市佐土原町巨田池
DSCN5209-1クサネム 10.10.09宮崎市佐土原町巨田池