画家竹久夢二の詩 「待てど暮らせどこぬ人を 宵待草のやるせなさ…」 で有名なヨイマチグサという植物は、実際は存在せず、マツヨイグサというのが正しいようで、ツキミソウという名前も、いろいろ疑問が提示されています。

 マツヨイグサ の別名 がヨイマチグサ、ツキミソウという説もあるようですが、ツキミソウという植物は全く別物で、しかも今日ではほとんど見られないというのが正しいようです。

 霧島えびの方面を散策した折、そのツキミソウを観察する機会を得ました。

 生駒高原環野の民家の崖に、ツキミソウの大株が、ぶらさがるようにして生えており、透明感のある黄色い花を咲かせていました。

 野生ではないかもしれませんが、貴重なツキミソウを観察するのは、初めてでしたので、早速ホームページに載せることにしました。



 なお、同じ属のオオマツヨイグサメマツヨイグサコマツヨイグサも、別ページに掲載しています。



【ツキミソウ(原色牧野植物大図鑑から)】

 北アメリカ原産。 
 嘉永年間(1850年頃)日本に渡来し,観賞用として栽培された2年草。
 全体に細毛が多い。
 茎は、直立し、高さ60cm位。
 花は、夏,夕方開き翌朝しぼんで紅くなる。
 がくは、花時外側へ反る。
 月見草は、夕方開く白い花弁を夕月にたとえたもの。
 マツヨイグサと同時に渡来したが,弱いため野生化せず,今日ではほとんど見られない。

PB010001-3ツキミソウ 08.11.1 409号線小林市環野

ツキミソウ  アカバナ科 マツヨイグサ属 別名 ツキミグサ

PB010005-3ツキミソウ 08.11.1 409号線小林市環野

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P1070934-3ツキミソウ 08.11.1 409号線小林市環野

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PB010008-3ツキミソウ 08.11.1 409号線小林市環野

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