08年12月に美々津海岸で、ヤマジソの花後の姿を観察した折、マンネングサに似た小さな草が、海岸の岩場の斜面に群生しているのを見つけました。
図鑑で調べてみると、かねてから探していたタイトゴメに似ていました。
図鑑の色とやや葉の色が違うと思いましたが、冬季には、写真のように赤くなることがあるそうです。
後日、県総合博物館にも照会し、タイトゴメであることも確認できました。
09年6月、タイトゴメが黄色い花をたくさん咲かせていましたので、写真を追加しました。
花は、主茎ではなく、すべて枝上についています。
【タイトゴメ(原色牧野植物大図鑑から)】
関東地方以西,中国,九州の海岸の岩石のすき間や崖などに生える多年草。
茎は、地上をはって多数分枝し,主茎の上方は、側枝とともに直立,高さ5〜12cm。
葉は、互生し、長さ3〜6mm,多肉質。
花は、夏,側生する枝上につき、主茎には花をつけない。
和名の大唐米は、高知県柏島の方言,葉形が米粒のように小さく,南京米に似るからか。
PC200025-3タイトゴメ 08.12.20美々津海岸
P1130065-3タイトゴメ 09.6.07美々津海岸
P1130048-3タイトゴメ 09.6.07美々津海岸
P1090181-3タイトゴメ 08.12.20美々津海岸
P1130068-3タイトゴメ 09.6.07美々津海岸
タイトゴメ ベンケイソウ科 マンネングサ属
P1090182-3タイトゴメ 08.12.20美々津海岸
P6070026-3タイトゴメ 09.6.07美々津海岸
P1090157-3タイトゴメ 08.12.20美々津海岸