ヤッコソウの自生地としては、宮崎市内海野島の 『国の天然記念物』 が有名でしたが、1993年の台風によってスダジイが倒れ、絶滅したそうです。
樹齢900年の国指定天然記念物 『清武の大楠』 のある船引神社(清武町)で、ヤッコソウが開花したとの情報に接し、早速、撮影に出掛けました。
ヤッコソウは、顔を出し始めたばかりで、図鑑には、高さ5〜7cmと記されていますが、花の丈は、せいぜい3p位です。
熊野江神社のヤッコソウも、別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。
【ヤッコソウ(原色牧野植物大図鑑から)】
四国,九州に分布し,シイノキの根に群をなして生える寄生植物。
高さ5〜7cm,白色。
花茎は肥厚し、大きな鱗片葉が十字対生し,1年生。
花は、晩秋,両性花で白色,花弁はない。
雄しべが合着し、帽子状となり,すっぽりとれると、雌しべが現れる。
花中に蜜があり、小鳥が来て吸う。
和名のヤッコソウは、奴の練り歩く姿に似ることに基づく。
(注) ここでは、【原色牧野植物大図鑑】 により、ラフレシア科としましたが、ヤッコソウ科としている図鑑も多くあります。
ヤッコソウ ラフレシア科 ヤッコソウ属 県:絶滅危惧U類
PB050028-3ヤッコソウ 09.11.05清武町船引神社
PB050025-3ヤッコソウ 09.11.05清武町船引神社
P1160024-3ヤッコソウ 09.11.05清武町船引神社
P1160039-3ヤッコソウ 09.11.05清武町船引神社
P1160033-3ヤッコソウ 09.11.05清武町船引神社