スギナの胞子茎  トクサ科 トクサ属  別名 ツクシ

 ツクシは、トクサ科の 「スギナ」 の胞子茎です。

 スギナは、シダ植物の一種です(最下段の2枚の写真)

 シダ植物は花を咲かせず、したがって種はつくらず、胞子で増えます。
 とはいえ、胞子から直接シダの体ができるわけではありません。

 スギナの場合、胞子をつくる特別な茎である胞子茎を春先に芽生えさせます。

 それがツクシです。

 ツクシの頭から出てくる緑色の粉のようなものが胞子で、胞子は、糸のようなものをひろげて、風に乗って飛んでいくことができるのだそうです。

 スギナの場合、以上のようにして増える以外に、地下茎から芽を出して増えることもできます。

 スギナが光合成をしてつくった養分は、地下茎に貯えられます。
 その養分を使って芽を出させるのです。


 緑色の胞子を蓄え、胞子を放出する前のツクシの写真を追加しましたので、比較してご覧ください(4段目の2枚の写真)。 

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R0015845 スギナ 14.03.29宮崎市

R0015841 スギナ 14.03.29宮崎市

R0015480胞子放出前のツクシ 14.03.17宮崎市

R0015457胞子放出前のツクシ 14.03.17宮崎市

L10857 ツクシ 06.3.15 361号線綾町 

L10855 ツクシ 06.3.15 361号線綾町

L10858 ツクシ 06.3.15 361号線綾町