日本各地の山地や林野に生える多年草です。
花期は春とされていますので、花は、来年撮影するつもりで、【4月の野の花】 のページに載せておきます。
写真を撮影したのは8月ですが、葉の下に隠れるように白い蕾のようなものがついていました。
花後、夏から秋に閉鎖花を出すとされていますので、その閉鎖花でしょうか。
【参考:閉鎖花】
つぼみのままで開かずに自家受精して結実する花。
スミレ・キツリフネ・センボンヤリ・フタリシズカ・ホトケノザ等。
茎は分枝せず、節があります。
葉は、輪生のように見えますが、輪生ではなく、対生です。 葉には、細かいきょ歯があります。
和名の二人静(ふたりしずか)は、花穂が2本あることを示すといいますが、3本出るものもあるそうです。
全体的に、ヒトリシズカよりも粗大で、優雅さはないといいます。
なお、撮影した数株のフタリシズカは、その後、道路の草刈り作業によって、根こそぎ姿を消してしまいました。
多年草ですが、観察を続けられないかもしれませんので、別の場所でフタリシズカを探します。
フタリシズカ センリョウ科 センリョウ属
N105313 フタリシズカ 葉の下 06.8.10 県道1号線
N105306 フタリシズカ 06.8.10 県道1号線