オオフサモの花期は、6頃月とのことでしたが、なかなか花に出会う機会がありません。
 ミズキンバイ、ヌマゼリ等の稀少植物が生息する江田川にオオフサモが大繁殖しているとの記事 (2011.5.27付け、朝日新聞) を頼りに、2012年5月初め、下見のつもりで現地を訪ねました。
 
 江田川脇の池にもオオフサモが群生しており、目を凝らしながらオオフサモを観察してみると、早くも茎にびっしりと花をつけたオオフサモを数本見つけました。
 
正確に表現すると、小さな白っぽい花が葉腋に密着してついていました。



【オオフサモ(日本の帰化植物(平凡社))から】

 原産地は南アメリカで、鑑賞植物として、全世界に広がっている。
 日本では、大正時代にドイツ人が持ち込んだもの野生化したといわれる。
 湖沼、ため池、河川、水路などの浅水域に群生する多年生の抽水植物。 雌雄異株で、日本には雌株だけが帰化している。

 他のフサモ属植物の倍近い径5o前後の茎が水中を匍匐しながら分枝を繰り返し、群生する。茎は、しばしば赤みがかる。
 葉は、5〜6輪生で、気中葉は、全長1.5〜5p、羽状に細裂し、緑白色を呈する。水中にある葉は繊細で、長さ6pに達する。
 花は、6月頃、気中葉の葉腋に着生し、円筒状柱頭の白毛が目立つ。結実はしない。

 植物体断片から不定根を出して再生する力がすぐれ、しばしば大群落をなす。
 本州。〜琉球の主に暖地に分布する。

オオフサモ  アリノトウグサ科 フサモ属

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P120042 オオフサモ 09.04.28 平和台公園

P120033 オオフサモとアゼナルコスゲ 09.04.28 平和台公園

R0013457 オオフサモ 12.05.02 宮崎市江田川付近

R0013454 オオフサモ 12.05.02 宮崎市江田川付近

R0013453 オオフサモ 12.05.02 宮崎市江田川付近