新富町の湖水ケ池付近を散策中、湖面間際で、黄色い花を咲かせているタガラシの群落を見かけました。
まるで芥子色の絨毯を敷き詰めたような状況でした。
四季を通じて渇水することのない湖水ケ池だそうです。 今年は何故か水が少なく、恒例のレンコン堀りの行事もできないと、近くの住民の方がこぼしておられました。
観察するには絶好のチャンスかも知れないと、タガラシの群落にグンと近づいて撮影できる機会になりました。
とくに珍しい植物ではありませんが、同科同属のコキツネノボタンとよく似ています。
【タガラシ(原色牧野植物大図鑑から)】
北半球の温帯から亜熱帯に広く分布。
各地の田の中や溝の中などに生える越年草。
軟らかく無毛。高さ15〜50cm。
根生葉は束生,茎葉は互生し、光沢がある。
花は春,花弁に光沢,がくに毛があり,花時に反り返る。
集合果は長楕円球,有毒。
和名は、田の中に生え、辛いから,また田に多く生え、稲を枯らすという。
タガラシ キンポウゲ科 キンポウゲ属 県:準絶滅危惧
DSCN6805タガラシ 11.04.02新富町湖水ヶ池
DSCN6815タガラシ 11.04.02新富町湖水ヶ池
DSCN6808タガラシ 11.04.02新富町湖水ヶ池
DSCN6799タガラシ 11.04.02新富町湖水ヶ池
DSCN6819タガラシ 11.04.02新富町湖水ヶ池
DSCN6806タガラシ集合果 11.04.02新富町湖水ヶ池