綾渓谷沿い の26号線を散策中、タネツケバナによく似た草が、崖面の下草に混じって沢山生えているのに気付きました。

 タネツケバナに比べて、総状花序が目立ち、特に果実が多く集まって斜上して伸びている姿が、タネツケバナとは明らかに違うように思われました。 

 名前が分からぬまま撮影し、県総合博物館に問い合わせたところ、オオバタネツケバナと分かりました。
 ミズタネツケバナと言われた時代もあるそうです。

 タネツケバナは、下部の茎が紫色を帯び、毛が生えているので、下部の茎が有毛かどうかで区別できるそうです。
 花序の姿が違うと思ったのは、どうやら誤りだったようです。



【オオバタネツケバナ(原色牧野植物大図鑑から)】   日本各地,及び千島,サハリン,カム チャツカ,アリューシャン,オホーツク海沿岸,朝鮮半島,中国東北部,ウスリーの温帯から暖帯に分布。
 山地や原野の水湿地に生える多年草。
 高さ20〜40cm,基部は地面をはう。
 全体に、タネツケバナより大きい。
 葉は、頭大羽状複葉で頂小葉が最大。両面無毛。
 花は夏,白色の十字花を総状につける。
 花序は、果実が熟す頃、長くのびる。
 和名は、大葉種漬花。

オオバタネツケバナ  アブラナ科 タネツケバナ属

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R0012198オオバタネツケバナ茎 11.04.16綾渓谷

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R0012212参考:タネツケバナ茎(有毛) 11.04.16綾渓谷

DSCN7360参考:タネツケバナ 11.04.16綾渓谷

R0012197オオバタネツケバナ 11.04.16綾渓谷

DSCN7352オオバタネツケバナ 11.04.16綾渓谷

DSCN7351オオバタネツケバナ 11.04.16綾渓谷

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