ユウゲショウは、アメリカ原産の帰化植物。
 多年生草本、観賞用に栽培されていたものが野生化したものとされています。

 路傍などに点々と生育が見られ、夏から秋にかけ、直径1.5〜1.0cmの小さな花をつけます。
 
 めしべの先は、4つに分かれ、十字状に見えるという特徴ある美しい花です。写真にみられるように、花弁に紅色の脈があることも特徴的です。花が美しいので除草されず、次第に増えたものと思われます。 

 ユウゲショウは、図鑑によって、異なった説明がされ、オシロイバナの別名という説もあり、紛らわしいのでアカバナユウゲショウと別名で呼ばれているようです。

 また、夕方開花するので夕化粧という名があるともいわれています。

 このように、図鑑によって解説が異なり、扱いに困りますが、もともと、ユウゲショウを載せている図鑑は非常に少なく、従って、多数説を採るというのも困難です。
 ちなみに ユウゲショウを載せている図鑑としては、「原色日本帰化植物図鑑H11年版(保育社)」が詳しい記述を載せています。

 インターネットで調べても、これらについては両論あり、はっきりしませんでした。

 県の薬草・地域作物センターのユウゲショウも、担当の方に尋ねてみたところ、昼間に咲いていたとのことでした。
 
 今回、撮影したユウゲショウは、明らかにオシロイバナとは別種で、かつ、昼間に咲き、夕方には、花は閉じていたことを付言しておきます。



 2014年6月、宮崎市郊外の空き地に群生している白花のユウゲショウに混じって、美しい花を咲かせているユウゲショウを見かけました。ちょうど12時頃でしたが、一斉に咲いていました。

 あたりは、白花のユウゲショウで埋め尽くされていましたが、アカバナのユウゲショウが数株生えていましたので、写真を追加しました(4〜6段目の5枚の写真)

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P240293-1ユウゲショウ08.5.24小林市三之宮峽

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R0016297ユウゲショウ 14.06.02宮崎市

R0016292ユウゲショウ 14.06.02宮崎市

P1050091-1ユウゲショウ08.5.27薬草・地域作物センター

ユウゲショウ  アカバナ科 マツヨイグサ属

P1050018-1ユウゲショウ08.5.24小林市三之宮峽

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R0016303ユウゲショウ 14.06.09宮崎市

DSCN5529ユウゲショウ 14.06.02宮崎市

R0016289ユウゲショウ 14.06.02宮崎市

P1050012-1ユウゲショウ08.5.24小林市三之宮峽