小林市の三之宮峽散策の折、久方振りに行った須木地区小野湖周辺で、真っ白い花を咲かせているノアザミに出会いました。
図鑑によると、ノアザミは、希に白花があるとされているので、滅多に見られない白いノアザミを観察するチャンスになりました。
小雨の降る中で撮影したのが、このページの写真です。
野に自生する野薊の珍しい白花品種は、愛らしい花が印象的で、庭植え、茶席の花や切花として、人気が高いそうです。
その自生株は珍重される故、盗掘が絶えず、フィールドでシロバナノアザミを見つけるのは極めて難しいといわれています。
そうであれば、極めて貴重な植物に出会ったことになります。
多くのホームページでも、『念願のシロバナノアザミに巡り会えた…』 というような記述が多く、識者の間では、注目の花のようです。
『近くに珍しい白いアザミがありますよ!』 と教えていただいた地元の方に感謝しながら、記録の意味でホームページに掲載しました。
【ノアザミ(原色牧野植物大図鑑から)】
本州,四国,九州の山野に普通に生える多年草。
白花は稀少。
茎は、高さ50〜100cm,全体に白毛があり,上部で分枝する。
葉の基部は、茎を抱く。
花は、春から夏で,この季節に咲くアザミは本種だけである。
総苞は粘着する。
ときに白色花があり,淡紅色などの園芸品種もある。
和名は、野薊(のあざみ)で,原野に多いことからいう。
切花にもされる。
ノアザミ(白花) キク科 アザミ属
P1050027-1ノアザミ 08.5.24 小林市須木地区下田
P1050032-1ノアザミ 08.5.24 小林市須木地区下田
P5240322-1ノアザミ 08.5.24 小林市須木地区下田
P1050036-1ノアザミ 08.5.24 小林市須木地区下田
P5240323-1ノアザミ 08.5.24 小林市須木地区下田
P5240320-1ノアザミ 08.5.24 小林市須木地区下田