日本各地の山野の林の下に生える常緑の多年草です。

 地下茎を出し、葉は厚く、柄があり数枚束生し、しばしば裏面と柄が紫色を帯びます。

 葉は根生、葉脈の部分の緑色が薄く、模様になっているように見えます。

 花は初夏、葉の間から高さ20cm位の花茎を出し、径12〜15mmの花を下向きに開きます。
 花弁は5枚、雄しべは多数、雌しべは飛び出して湾曲しています。
 
 半寄生植物。 
 菌類と共生して栄養をとる植物で、最近盗掘で少なくなりつつあるといわれますが、取って帰って植えても寄生植物なので育たないそうです。

 和名の一薬草(いちやくそう)は、薬草として優れているという意味といいます。
 利尿剤、止血剤などの薬効があるそうです。


 その後もイチヤクソウの姿を探していましたが、なかなか見つからず、盗掘で個体数が少なくなったのかと思っていたところ、2ヶ月後に、かなりの株が集合して生えている場所を見つけました。

 花は終わっていましたが、多年草ですので、今後観察します。
 イチヤクソウ  イチヤクソウ科 イチヤクソウ属
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N105320 イチヤクソウ 
06.8.10 県道1号線
N604035 イチヤクソウ 
06.6.4 県道1号線
N604030 イチヤクソウ 06.6.4 県道1号線
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N103573 イチヤクソウ
06.6.4 県道1号線
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06.6.4 県道1号線

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N105319 イチヤクソウ 花後 06.8.10 県道1号線