110405オオバウマノスズクサ 07.6.19早水公園
ウマノスズクサと思って載せましたが、県総合博物館にお尋ねしたところ、、オオバウマノスズクサだということでした。
よく似ていますが、ウマノスズクサは、殆どないそうです。
本州から琉球列島,及び中国の温帯から暖帯に分布。 原野,河の堤,茶畑などに生えるつる性の多年草です。
茎や葉に臭気があります。
根のところどころから芽が出、 茎は細いが、強靱で無毛,緑色。 上部はつるになり、長さ1mに達し,冬は枯れます。
葉は、長さ3〜7cm独特の特徴ある形状(切れ込み)の深い耳)形をしています。
花は夏に咲き,長さ3cm位。 花も形は独特なもので長い柄の先に球状の部分があり、これからラッパ状の花筒が伸びています。
この花筒は、萼が伸びたものだそうで、球状の部分とその先のラッパは萼が合わさって変化したものであって、花弁はないことになります。
花は、 糞や腐肉に似た匂いで小型のハエをおびき寄せ、花筒の奥の球形の部屋へと誘導。部屋には柱頭があり、ハエは後戻りができずに、そこに閉じ込められ、その後、雄しべが花粉を出すと、部屋から脱出できるようになり、花粉を付けたハエは花から出ていくのだそうです。
秋に、結実します。 結実した姿は、めったに見られない貴重なものだそうです。
この結実した球状の部分の内部に、6本の雄しべと1本の雌しべがあり、和名は、この球状の部分を馬に付けた鈴に見立てたものといいます。
花筒の開口部は上方に開いていることが多く、雨が降ったら水が降り込みそうです。
屈曲した花筒の奥に雌しべと雄しべがあるわけで、訪花昆虫も限られているのではないかといいます。
ウマノスズクサはジャコウアゲハの食草だそうです。
漢名馬兜鈴,土青木香。
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オオバウマノスズクサ ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属