カキラン   ラン科 カキラン属   別名 スズラン  県:準絶滅危惧

 ユウスゲと共に保護活動が行われているフナバラソウの花を観察するため、ユウスゲの自生地(小林市永田平公園) を散策した折、散策路添いの崖の草むらで、カワラマツバの花と並んで花を咲かせているカキランを見つけました。

 はじめは、キンランかと思いましたが、花序が違っていましたので、図鑑を調べたところ、カキランと分かりました。
 
 カキランは、日当たりの良い湿地に自生する落葉性のラン科の植物だそうです。

 草丈30cm足らずの草でしたが、足場のとれない崖上の草むらの茂みの中で、雑草に混じって生えていました。
 撮影に苦労しましたが、カキランのイメージをなんとか捉えられたと思います。



【カキラン(原色牧野植物大図鑑から)】
 日本各地及び朝鮮、中国の北東部、ウスリーの温帯から暖帯に分布。
 山野や谷すじの多湿な地に生える多年草。
 地下茎は横に這い、ひげ根を出す。
 茎は高さ30〜50p。 
 葉は、2列の互生、長さ 10p、平開。
 花は、初夏。
 和名のカキランは、柿色のランの意で、外花被片が、橙褐色しているため。
 別名スズランは、蕾の時の花形を鈴に見立てたもの。

DSCN3155-1カキラン 10.06.24小林市永田平公園

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