県薬草・地域作物センターの展示園のカッコウチョロギです。
  6月初め、細い茎をすんなり伸ばして、茎頂に蕾をつけ、早くも 2~3本、花が咲き始めていました。
 近寄って花を観察すると、シソ科の花らしく、唇形花を段状に輪生し、大変美しい紅紫色の花色です。

 それから3週間後、すっかり草丈も伸び、辺り一面は、一斉に咲き揃った紅紫色の花でいっぱいでした。

 チョロギの花期は秋といいますが、カッコウチョロギの花期は随分早いようです。

 蛇足ですが、県北(高千穂町)の特産品、チョロギの塊茎のシソ漬けは有名です。おそらく県北では、チョロギが多く栽培されているのかもしれません。



【参考:チョロギ(原色牧野植物大図鑑から)】
 中国原産の多年草。塊茎を食用とするため栽培される。
 茎は、四角形で直立し,高さ30~60cm,稜には下向きの毛があってざらざらしている。
 花は、秋。茎先に紅紫色の唇形花を数段輪生する。
 秋から春に、地下茎の先に塊茎をつくり,掘って食用とし,赤く染めて正月料理とする。
 ヨーロッパではフライやサラダにする。
 和名は、朝鮮語から変わったものと思われる
DSCN1923c カッコウチョロギ 15.06.06 薬草・地域作物センター 
DSCN1922c カッコウチョロギ 15.06.06 薬草・地域作物センター 
カッコウチョロギ  シソ科 イヌゴマ属
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DSCN2086c カッコウチョロギ 15.06.28 薬草・地域作物センター 
DSCN2087c カッコウチョロギ 15.06.28 薬草・地域作物センター 
R0017445 カッコウチョロギ 15.06.06 薬草・地域作物センター