R0017746 ジュンサイ開花1日目 16.06.03 早水公園
R0017700 ジュンサイ開花2日目 16.06.03 早水公園
R0017720 ジュンサイ開花2日目 16.06.03 早水公園
R0017702 ジュンサイ開花1日目 16.06.03 早水公園
R0017751 ジュンサイ開花1日目 16.06.03 早水公園
R0017701 ジュンサイ開花1日目 16.06.03 早水公園
R0017698 ジュンサイ開花1日目 16.06.03 早水公園
R0017645 ジュンサイ蕾 16.06.02 早水公園
DSCN3262c ジュンサイ 16.06.03 早水公園
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R0017648 ジュンサイ開花2日目 16.06.02 早水公園
R0017647 ジュンサイ開花2日目 16.06.02 早水公園
DSCN3249c ジュンサイ 16.06.03 早水公園
ジュンサイ  スイレン科 ジュンサイ属  別名 ヌナワ   県:絶滅危惧ⅠA類
 【わが(こころ) ゆたにたゆたに 浮蓴(うきぬはな) ()にも(おき)にも 寄りかつましじ  (作者不詳 万葉集(巻七-一三五二))

 新葉を食用とするジュンサイですが、 都城市早水公園の万葉植物園には、万葉集ゆかりの植物として、ジュンサイが展示栽培してあります。

 そのジュンサイが咲き始めたとの連絡を受け、早速、観察に出向きました。

 初めて見るジュンサイの花です。

 葉えきから花茎が伸びて水面近くに花柄を出し、先端に1個ずつ、美しい花が数個咲いていました。

 6個の花被片がついているようにみえますが、うち3個は萼片で、残り3個が花弁です。

 ジュンサイの花は、雄蘂よりも雌蘂が先熟し、2日間開花するといいます。

 1日目は雌蘂が成熟し、早朝に開花して夕方には閉じて一旦水没し、2日目早朝に再び水面上に出て開花し、雄蘂が成熟して花粉を放出し、花は2日間開花した後、花茎は曲がり水没して水中で結実するそうです。

 タイミングよく2日にわたって、開花1日目の花、雄蘂が成熟し、葯も伸びた開花2日目の花等、ジュンサイの開花の様子をつぶさに観察することができました(3~7段目の10枚の写真)。



【ジュンサイ(原色牧野植物大図鑑から)】
 東アジア,インド,西アフリカ,北アメリカ,オーストラリアの温帯から熱帯に分布。
 各地の池や溝に生える多年生の水草。
 根茎は水底の泥中を横にはう。
 葉は水面に浮かび長径5~10cm。
 花は夏,花柄を水面近くに出し,径1.5cm位の花をつける。
 春から夏に,粘質物をかぶった巻いた新葉を食用とする。
 和名は、漢名蓴(じゅん)の音に菜をつけた。