畳表の材料として身近なものですが、各地の原野の湿地に生える多年草で、えびの高原キャンプ場でも多く見かけました。

 えびの高原からえびの市へ下りる県道30号線沿線でも多く茂っていました。

 高さ70〜100cm、葉は退化し、茎の下部に鞘状の葉がつきます。

 花は初夏から初秋。 淡緑色の花5〜6個が、粗らに集散花序につきます。 雄しべは3本。

 緑の円筒状の部分は茎、花の咲く部位から上部は、同様に円筒状で茎のように見えますが、包葉だそうです。

 標準和名はイだそうですが、イグサと呼ばれることも多いようです。
 茎の中心部の髄を灯明の芯として使ったことから、灯心草とも呼ばれるそうです。

 イは畳表の材料として、岡山平野や九州北部の平野などで広く栽培されていましたが、最近は少なくなってきたそうです。

 宮崎市平和台公園内の湿地に生えているイを撮影しましたので、写真を追加しました(最下段)

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P1120058-3 イ 09.4.28平和台公園

イ  イグサ科 イグサ属 別名 イグサ

N104718 イ 06.7.11 県道30号線

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P1120059-3 イ 09.4.28平和台公園

N104646 イ 06.7.9 えびの高原キャンプ場

N104648 イ 06.7.9 えびの高原キャンプ場

N104647 イ 06.7.9 えびの高原キャンプ場