ミカヅキグサ  カヤツリグサ科 イヌノハナビ属    県:絶滅危惧TB類

 えびの高原の露天風呂入り口付近で、イグサに似た小振りのカヤツリグサ科の植物が群生していました。

 淡緑色がかった白い花が粗らについた集散花序が非常に目立ったので、撮影しました。

 県総合博物館に照会し、ミカヅキグサと分かりました。

 白っぽい花を観察してから約3週間後の7月下旬、花はすっかり終り、辺りは殆ど目立たない場所に戻っていました(最下段の2枚の写真)

 


【ミカヅキグサ(原色牧野植物大図鑑から)】
 九州,本州,主として中部地方以北,北海道及びユーラシア大陸,北アメリカの温帯に分布,日当たりのよい高原の湿地に生える多年草。
 束生し、根茎はない。
 茎は、高さ15〜30cm内外。
 葉は、細い線形で、上部のみ3稜状。
 花は、夏から秋に咲き,小穂は生時は白く,乾けば淡黄褐色に変わる。
 和名は、緑色中の白穂を夕やみの三日月,あるいは細長い白色の小穂を三日月に見立てていう。

P7050011-1ミカヅキグサ08.7.5えびの高原露天風呂付近

P1050567-1ミカヅキグサ08.7.5えびの高原露天風呂付近

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P7290029-1ミカヅキグサ08.7.29えびの高原露天風呂付近

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P1050572-1ミカヅキグサ08.7.5えびの高原露天風呂付近

P1050569-1ミカヅキグサ08.7.5えびの高原露天風呂付近

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