最初に、スズメノヒエを観察したのは、宮崎市内のゴルフ場のティーグランドです。かなり、広い範囲で群生していました。
茎の先端が二つに割れて、V字型になり、そのV字型の穂が目立つ様は、イネ科の穂としては、非常に興味深く感じました。
スズメノヒエの仲間は、熱帯アメリカ原産の帰化植物で、牧草として栽培されていたものが各地に帰化し、多くの種類があるそうです。
キシュウスズメノヒエ、シマスズメノヒエ等々、区別が難しそうです。
野生植物研究家の南谷忠志さんから、アメリカスズメノヒエではないかと助言をいただいたこと、インターネットで調べてみると、スズメノヒエの仲間の中では、比較的草丈が高いという記術もありましたので、ここでは、アメリカスズメノヒエと表記しました。
【スズメノヒエ(原色牧野植物大図鑑から)】
本州から、琉球列島及び朝鮮半島,中国の温帯から暖帯に分布。 原野の日当たりよい草地に多い多年草。
茎は、束生,高さ50cm位。
葉は、幅7mm位,葉鞘とともに長軟毛を開出散生する。
花は、夏から秋,茎頂に長さ5〜10cmの枝穂が3〜5個間隔をおいてつき,下向きの小穂が2列に並ぶ。
和名は、穎果を雀の食べるヒエになぞらえたもの。
P715014-1アメリカスズメノヒエ08.7.15国富町
P715011-1アメリカスズメノヒエ08.7.15国富町
P1050866-1アメリカスズメノヒエ08.7.21大淀川堤防
P1050703-1アメリカスズメノヒエ08.7.15国富町
P1050697-1アメリカスズメノヒエ08.7.15国富町
アメリカスズメノヒエ イネ科 スズメノヒエ属