都城市早水公園を散策中、スズカケソウを見かけました。
江戸時代の園芸植物として古くから知られていますが、岐阜県、徳島県、千葉県の限られた地域にのみ自生する、いわゆる稀少種です。
残り花かも知れませんが、つる状になって斜上する茎に、濃い紫色の花がいくつか咲いていました。
早水公園に植栽されている経緯は分かりませんが、滅多に見ることのない植物ですので、参考までにホームページに掲載することにしました。
なお、同科同属で、初秋、紅紫色の花をつけるトラノスズカケも、別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。
【スズカケソウ(原色牧野植物大図鑑から)】
江戸時代の園芸植物として古くから知られているが,岐阜県大垣市周辺にわずかに自生状態でみられ,竹林のやや日かげに生える多年草。
茎はつる状となって斜上し,長さ2m位になり,先端は地に接して根を出し,新株をつくって繁殖する。
花は夏,濃紫色花。
和名は、球形の花序の連なった形が山伏の鈴懸(すずかけ)に似るのでいう。
R0017898 スズカケソウ 16.07.10 早水公園
R0017897 スズカケソウ 16.07.10 早水公園
R0017901 スズカケソウ 16.07.10 早水公園
スズカケソウ ゴマノハグサ科 クガイソウ属 国:絶滅危惧ⅠA類
R0017903 スズカケソウ 16.07.10 早水公園
R0017899 スズカケソウ 16.07.10 早水公園