ノシランの花は、04年も05年も撮影する機会がなく、06年8月にようやく撮影することができました。
林ややぶに生える多年草です。
葉は、線形で長さ30〜80p、幅1p内外、深緑色で厚く、光沢があり、縁はざらつきます。
葉を多数根生して株状に生え、しばしば大きく群生します。
花茎は、高さ30〜50p、扁平で狭い翼があり、倒れやすいので、横向きになったり垂れ下がったりします。
総状花序はかなり大きく、15〜20pほど伸びます。
果実のように見える種子はコバルト色に熟し、美しい色合いを見せます。
別ページに写真を掲載しました。
和名は、葉の葉脈が筋張っていて「熨斗」に似ていること、また、花の茎が扁平で〈麺棒)、のしたような形になっていることなどから名付けられたといわれます。
ノシラン ユリ科 ジャノヒゲ属
N105622 ノシラン 花は下向き 06.8.20 綾町上畑
N105619ノシラン 花茎は扁平で倒れやすい 06.8.20綾町上畑
N105620 ノシラン 06.8.20 綾町上畑
N105821 ノシラン 06.8.27 361号線国富町
N105618 ノシラン 06.8.20 綾町上畑