国の天然記念物に指定されている川南湿原植物群落が,、2009年11月に一般公開されたので、早速、散策に出掛けましたが、植物は休眠期のために1週間だけの公開ということで、同湿原の植物観察は、翌春までお預けとなりました。
翌春(4月上旬)、早速、川南湿原を散策してみました。
思ったよりも、開花している植物は少なく、花を観察できたのはコモウセンゴケ位でした。
最下段右の写真は、そのとき撮影したアゼムシロの葉の写真です。
再度散策を計画していたところ、極めて残念なことですが、家畜の伝染病の口蹄疫が発生したため、川南湿原は休園となりました。
県の非常事態宣言が全面解除され、3か月半振りに同湿原が再開園されたので(2010.07.31)、ようやく、同湿原の植物観察が実現した次第です。
このような事情から、湿原で普通に見られるアゼムシロは、水位が上がっていたため、たくさんの花を観察できませんでした。
辛うじて見つけたいくつかの花を撮影しましたので、ホームページに掲載することにしました。
【アゼムシロ(原色牧野植物大図鑑から)】
日本各地を初め,台湾,朝鮮半島,中国,インド,マレーの温帯から熱帯に広く分布。田のあぜや湿地に多い多年草。
茎は、長さ20cm位で地面を這い,節から根を出し,ところどころで斜上する。全体無毛。
葉は、長さ1〜2cm。
花は、夏から秋,花冠には紅紫色のはん点がある。花後、花柄は下に垂れる。
和名の畔筵(あぜむしろ)は、あぜに広がるからいう。別名溝隠(みぞかくし)。
アゼムシロ キキョウ科 ミゾカクシ属 別名 ミゾカクシ
R0010813-1アゼムシロ 10.08.01川南湿原
R0010809-1雄しべ&雌しべ 10.08.01川南湿原
R0010817-1アゼムシロ 10.08.01川南湿原
DSCN1335-1アゼムシロの葉 10.04.13川南湿原
R0010822-1アゼムシロの葉 10.08.01川南湿原
R0010808-1アゼムシロ 10.08.01川南湿原