DSCN4290-1チゴザサ 10.08.01 川南湿原
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チゴザサ イネ科 チゴザサ属
川南湿原を散策中、明らかにイネ科の植物でありながら、普通のイネ科の穂でなく、紅い花弁のように見える花梗を延ばしている不思議な草を水辺で見かけました。
県の総合博物館に問い合わせたところ、イネ科のチゴザサと分かりました。
花穂はイネ科とは思えない不思議な草で、花時、小穂に、淡紫色の柱頭をつける変わった穂を出すのだそうです。
インターネットで調べてみると、『勝手気ままに伸びた細い茎の先に、緑のつぶつぶと赤紫の綿毛のような花は、とてもファンタジックで、いつまで見ていても飽きない光景だ。』 と表現している人がいました。
まさにそのとおりの花穂です。
小さな花ですので、うまく撮影できたか心配でしたが、何とか花穂のファンタジックな様子を捉えられたようです。
なお、チゴザサよりさらに小さい同科同属のハイチゴザサも、別ページに掲載しました。
【チゴザサ(原色牧野植物大図鑑から)】
北海道南部から九州,及び中国,インド,インドシナ,マレー,オーストラリアの温帯から熱帯に分布。
水辺の湿地に群生する多年草。
茎は、長くはった地下茎より立ち上がり,粗らに分枝し,高さ30〜40cm。
葉は互生し、長さ4〜6cm,ざらつく。
花は、初夏から夏,小穂は長さ2mm位,柄に腺があり、花時淡紫色の柱頭が顕著。
和名は、稚児笹(ちござさ)。
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