水田の中で真っ白い花をつけたホシクサを観察している最中、すぐ脇で、松葉に似た葉を叢生している小さな草を見つけました。

 軟弱な感じの茎は、高させいぜい10p程度です。
 対生、あるいは輪生している小さな葉の腋には、赤味がかった粒状の花のようなものがついていました。

 県総合博物館に照会したところ、花弁のないミズマツバの花と分かりました。



【ミズマツバ(原色牧野植物大図鑑から)】
 本州中南部,四国,九州から琉球列島及び朝鮮半島,台湾,東南アジア,アフリカの暖帯から熱帯に分布し,水田や湿ったところに生える1年草。
 茎の基部は横にはうが,すぐ立ち上がり、高さ9cm位。
 地下茎からひげ根を出す。
 花は、夏から秋,花弁はない。
 和名の水松葉(みずまつば)は、輪生した葉が松葉に似ていて、水分を好むからいう。

R0010928-1ミズマツバ 10.08.23宮崎市巨田大池付近 

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R0010914-1ミズマツバ 10.08.23宮崎市巨田大池付近 

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R0010922-1ミズマツバ 10.08.23宮崎市巨田大池付近 

R0010854-1ミズマツバ 10.08.06宮崎市巨田大池付近 

ミズマツバ ミソハギ科 キカシグサ属