ハシカグサモドキ  アカネ科 ハシカグサモドキ属

R0013938ハシカグサモドキ 12.08.04一つ葉海岸付近

一つ葉海岸付近を散策中、ヒメミクリガヤツリを見つけた草むらで、ハシカグサに似た草を見かけました。
 ちょうど開花しており、茎頂に白い花が集まって咲いていました。小さな花ですが、接写してみると、美しい花です。、

 県総合博物館に照会したところ、同じアカネ科のハシカグサモドキと分かりました。
 花の先端部が6裂しているので、同じアカネ科のフタバムグラ属の花(4裂)とは区別できるとのことです。
 


【ハシカグサモドキ:日本の帰化植物(平凡社)から】
 原産地が熱帯アメリカで、戦後に帰化した一年草または二年草。
 根は、ゴボウ状で細根が側生する。
 茎は、断面が四角形で、直立、斜上または下部匍匐し、高さ20〜50cm。径1.7〜2.5mm、枝分かれし、白毛が密生する。
 葉は茎に対生し、楕円形で鈍頭〜鋭頭、長さ2〜4cm、幅5〜15mm、基部はくさび形で長さ5〜10mmの葉柄との境は不明瞭、両面に白毛が密生し。質はやや厚い。
 托葉は合着して、上面に刺状毛が裂生する。
 花期は7〜8月。茎頂の大きな苞葉の腋に団塊状に集まってつく。萼筒は基部近くまで5〜6裂し、裂片は披針形で長さ2mm、縁に白毛が密生し、花後も残存する。
 花冠は白色、筒状鐘形で長さ5〜6mm、先端は浅く6裂して平開し、径約5mm、無毛。雄しべは4個、雌しべは1個。刮ハは卵形で長さ2〜3mm、茶色で表面に短毛が密生し、成熟して2個の小堅果に分かれる小堅果の腹面には狭くて浅い溝があり、1種子を入れる。
 埼玉、神奈川、三重、和歌山、徳島、宮崎の各県に分布。。

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DSCN0603bハシカグサモドキ 12.08.04一つ葉海岸付近

R0013940ハシカグサモドキ 12.08.04一つ葉海岸付近